自分が平凡な人間のせいか(^^;) 私はどうも他の人とちょっとだけ違うことをやりたがる。
うんちく講座のNo.216「自分だけのWindows画面」や、No.325「オリジナルアイコンの作り方」などをご覧いただけば、私がかなりつまらない部分でそういうことにこだわっていることがご理解いただけるだろう(^^;)
ところで、携帯電話を新しいものに取り替えた。
特に深い意味があるのではなく、これまで使っていた携帯電話が壊れてしまったからである。
2年ほど使っていた携帯電話は、知り合いから安く世話してもらったもので、機種も自分で選んだものではなかった。当然、iモードなどない頃の機種だったし、とりあえず通話機能だけ使えればよいということで、使用説明書などもほとんど見ないで使っていた。
恥ずかしいハナシだが、リダイアルの仕方さえも知らずに使っていたような状態だったし、メール機能なども契約していなかったので、「使いこなしている」というのからはほど遠い状況だった。
ちなみに使っていたのは「ノキア」製のもので、その新しいモデルを、人気テレビドラマ「HERO」の中でキムタクが使っている。世界的には大きなシェアでも日本ではあまり一般的でないが、けっこう渋い携帯電話である(^^;)
さて、前振りが少々長くなってしまったが、新しい携帯電話にしたら、これがかなり面白い。
せっかく新しくするのだからということで、今度は「iモード」を付けた。他の人よりはだいぶ遅れた「iモード」初体験なのだが、これによって私の携帯電話の可能性が大きく広がった感じがする。
電源を入れた状態(待受状態というのだそうだが)で携帯電話のディスプレイに表示される画像を、インターネット上から取り込んだ画像にする機能もある。購入時に最初から設定されている待受画面用の画像もいくつかあって、それを使うこともできるのだが、ネット上にある画像を選んで自分の携帯電話の待受画面に使うほうがカッコイイし、独創的である(^^;)
私は、さっそくこれにはまってしまった。
ネット上にある画像を使うというのなら、他の人のホームページにある画像だけでなく、自分で作ってネット上に置いた画像も使えるはずだ。自作の画像なら世界中にたったひとつしかない携帯電話の待受画面を作ることができる。
「他の人とはちょっと違うこと」を好む私には、まさにぴったりのテーマである(^^;)
新しい携帯電話の説明書や、「Docomo」のiモードホームページなどで調べてみると、次のようなことがわかった。
○ 待受画面に使える画像は、GIF形式の画像ファイルであること。
○ 画像のサイズは横94ドットx縦72ドット以内であること。
そこで、描画ソフトを使って、次のような画像を作った。サイズはちょうど94x72にした。
これを、FTPソフトを使って、自分のホームページ用のサーバにアップロードする。
あとは、携帯電話のiモードでインターネットに接続し、直接、そのファイルを指定(「http://www2.○○○.ne.jp/assoonas/○○.gif」という具合に)すればよいが、それではちょっとカッコワルイ(^^;)という場合は、次のような小さなHTMLファイルを作成してアップロードするとよいだろう。
<html>
<head><title>01</title></head>
<body>
<img src="01.gif">
</body>
</html>
複数の画像をアップロードして、選択できるようにしたいという場合には、次のようにする。
<html>
<head><title>e</title></head>
<body>
見たい絵を選択<hr>
<a href="01.html" acceskey="1">驪浜辺</a><br>
<a href="02.html" acceskey="2">麗古城</a><br>
<a href="03.html" acceskey="3">黎海岸</a><br>
<a href="04.html" acceskey="4">力山小屋</a><br>
<a href="05.html" acceskey="5">曆カブト虫</a><br>
<a href="06.html" acceskey="6">歷バッタ</a><br>
<a href="07.html" acceskey="7">轢コスモス</a><br>
<a href="08.html" acceskey="8">年おうち</a><br>
<a href="09.html" acceskey="9">憐歌う彰画像</a><br>
</body>
</html>
こうやって、作ったのが、こちらのページである。ご覧いただきたい。
なお、上のソースの「驪」のような部分は、携帯電話専用の特殊な絵文字(□の中に数字が入っているもの)の指定なので、普通のインターネットで見た場合には「?」のように表示される。
これで好きな画像を携帯電話に表示して、「画像保存」などの機能(機種によって違うようだが)を使い、それを待受画面に使えるようにすればよい。
いろいろ試してみると、不可能なこともわかってきた。
まず、iモード用でない一般のホームページ上の画像を取り込もうとしたが、例えば「面白半分」のトップページのような大きなファイルサイズのページは読み込めなかった(一部だけは読み込むが)
そういうページの中の画像を取り込もうとしても、無理だし、途中まで読み込む作業でもデータ量が大きくなってしまうので無駄なお金がかかってしまう。
やはり、iモード専用のページから読み込むのがよい。また、1ページの中に複数の画像が入っているものや、指定サイズ(94x72以内)よりも大きな画像を読み込もうとするのもよくない。
いちいちサーバにアップロードするのは面倒なので、自分宛にメールを出し、それに画像を添付したらどうだろうと考えて試してみたが、iモードセンターで[添付ファイル削除]という処理を行ってしまうので、これも無理であった。
「自分はホームページを開いていないので、この作業はできないのではないか」という方もおられるだろうが、ほとんどのインターネットプロバイダでは、接続契約すると5〜10MB程度のホームページ用サーバを提供してくれている。
あらたまってホームページを立ち上げなくても、ここに書いたような使い方をするのもひとつの方法だろう。(これ以外にも、自分用のサーバを自宅と職場間のファイルの送受信用に使うなど、けっこう便利な活用法がある)
これまで、携帯電話のiモードやメールと縁がなかった私だったが、今回、新しい携帯電話にしたことで、いろいろな可能性が広がった。
ここで述べた、自作画像を携帯電話に取り込むなどの作業も、携帯電話単独ではできないことである。携帯電話とインターネットを組み合わせて使うことで、多様な活用法が生まれてくる。
例えば、メールのやりとりにしても、次の図のようになる。
インターネットあるいは携帯電話を単独で使用する場合には、相手とのつながり方は1通りしかないが、両方を活用することで6通りものつながり方が可能になる。(特に私には、自分のインターネットメールと携帯電話メールがつながることがありがたい)
私は携帯電話についてはかなりオクテなので(^^;) 「もうとっくにそうやって活用してるよ」という方が多いだろうが、携帯電話もインターネットもやっていて、まだあまり連携させていないという方がいらっしゃったら、お試しになってはいかがだろう。
余談1
これまで使っていた携帯電話には、着メロを自分で入力する機能がなかった。今度の携帯電話は3重和音の着メロを自作できる。自作にこだわる私がこの機能を放っておくわけがない(^^;) さっそく入力したのが「A’sサンバ」(^^;)
もちろん着メロは電話してきた相手によって区別することができるが、「A’sサンバ」は、自宅からの電話の呼び出し音になっている。
余談2
それにしても、携帯電話の親指文字入力はめんどくさい。パソコンのキーボード入力なら頭で考えた文章がスムーズに指先に流れるのに、携帯電話の親指入力は、「ことり」と入力する場合でも「かきくけこ」・「たちつてと」・「らり」という手順なので思考が分断されて不具合なことこの上ない。親指入力ですらすら文章が書ける女子高生などは天才的だと思う(^^;)
余談3
私の場合、Docomoのiモードしか使っていないので、他社の携帯電話を使ったインターネットやメールについては、よくわからない。たぶん、大体は似ているのだと思うが、当たらないことがあったらお許しいただきたい(^^;)
<01.03.10>