不登校にも効く起きがけのコキ
意欲が極端に萎えることがある。
ちょっと立ち上がって、そこにあるものを取りに行けばいいだけなのに、それさえも面倒でやりたくない。
こんなことは、体調が悪いときに起こりやすいような気がする。(私の場合は二日酔いが原因のことがほとんどだが)
そんなとき、不登校の子供の気持ちが分かるような気分がする。
身体の調子が悪いとき、多くの場合は、身体に張りがなくなっている。筋肉は固く細くなり、関節は柔軟性を失っている。
こんな身体に一発、活を入れてやれば意欲もよみがえることがある。
ふだんから運動を心がけている人には縁のないことだと思うが、運動不足の人は、背筋が衰え、のびたまま固くなっていることが多い。また股関節も固くなっている。
だいぶ前に、先輩の先生から聞いたことなので、正確な情報ではないかもしれないが、不登校の児童生徒を調べてみたら、股関節がじゅうぶんに開かない子が多かったそうだ。ふだん、あまり活動的でない生活を送っているので、思い切り足を開くような運動をしていないせいなのかもしれない。そこで股関節を開くような運動をさせたら、不登校が改善した例がいくつかあったという。(繰り返すが、信憑性は定かではない)
私の場合、あまりふだんから運動を心がけているわけではないが、朝、起きたら必ずやることにしている運動がある。それが右上の図のような運動である。
まず、腰の高さくらいの何かにつかまる。私の場合はタンスの引き手を使っている。そしてじゅうぶんに背中と肩の筋肉をのばし、次に足を思い切り後方に振り上げる。すると股関節のあたりが「コキッ!」と鳴る。
これを右足1回、左足1回やるだけでいいのである。寝起きでなまった身体に、一気に活が入る。「さあ、今日も頑張るぞ!」という意欲がわいてくる。(不登校傾向の子供にも効果があると思うのだが‥‥‥)
この運動、できれば片足10回以上やると、もっと効果がある。背筋と大臀筋が引き締まり、ヒップアップ効果があるとともに、背筋・腹筋を鍛えることにより、腰痛が起こりにくくなる。私は30代前半の頃、だいぶ腰痛で苦しんだが、これをやるようになってから、腰痛には縁がなくなった。
入浴前に、洗面所と洗濯機に手をかけて、この運動をやり、さらにそのままの体勢で腕立て(身体が斜めの状態でやるので、あまり無理な負荷がかからず、楽にやれる)をやるのを日課にしているが、かなり効果があるように感じる。
運動不足の方にはお勧めである。
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