迷惑型ビデオカメラ



 これも一つ前のコンテンツのように幼稚園の発表会で感じたことである。

 発表会で歌ったり踊ったりする我が子の艶姿(^^;)を記録に収めるために、若いママさんやパパさんはビデオカメラでの撮影で必死である。

(私はこの方たちと20歳近くも年が違う「若くないパパ」なので、ビデオは持っていかない!というより持っていない)

 新型のビデオカメラに多い、「大きめの液晶ディスプレイがついていて、その角度を変えることができるタイプ」を持っている人は、カメラを持った手だけを高く掲げて撮影をすることができるが、そうでない接眼ファインダ型のビデオカメラを使っている人は、撮影をするために例外なく立ち上がる。

 しかも片目をファインダにつけ、残りの目は閉じるので、まわりの状況を見ることができない。自分が立ち上がったために後ろの人たちがエライ迷惑していることに気づかない。

 私の娘の組が踊りをやるときには、私の前に座っていた茶髪の3人組のママさんたちが一斉に立ち上がってビデオ撮影を始めた。(どうやら娘のクラスメイトのお母さんたちらしい) 私は身体を左右に動かして、なんとか娘の姿を見ることができたものの、かなりの時間はお母さんたちのおしりを見ていたような気がする(^^;)

 をいをい! ビデオ撮影をしようと思っているんなら、真ん中じゃなくて少し端の方に座ってよね!

 幼稚園に限らず、小学校の運動会などでもよくある光景だけど、本当はビデオのファインダを通してじゃなく、生の目で自分の子の姿とあたりの雰囲気をしっかり見て、感じて欲しいと思う私である。


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