非常口灯のヒモ
この度、一つ賢くなったので、皆さんにもお裾分けを!
劇場、公会堂、体育館など、人が多く集まる場所には、非常口があり、その上には緑地に白の(ちょうどこのページの配色のような)非常口灯がついている。
これをよく見てみた方はいらっしゃるだろうか?
実はこの度、私の勤務する学校に消防署の検査が入り、防火管理責任者である私が同行した。(たいていの学校では教頭がこの役目についている)体育館に入ると、消防署の人が非常口灯についている短いヒモを引っ張った。このヒモについてはお気づきだった方もいると思う。実は私も普段なにげなく目にはしていた。非常口灯の右下のところに短いヒモが下がっているのである。昔の蛍光灯は電灯をつけたり消したりするときに、こんなヒモを引いていたのだが、なんとなくそれと同じようなものだと思っていた。ただ、よく考えてみると、非常口灯というのは常に点灯しているのが当たり前で、それを消す必要はないわけだから、このヒモはそのためについているのではないだろう。
消防署の人が、このヒモを引くと、ほとんどの非常口灯は、そのまま点灯していたが、いくつかは消えてしまい、またヒモを戻すと点灯した。
「充電池がだめになっているようですね。」と消防署の人は言った。説明によると、非常口灯というものは、普段は交流電源で点灯しているが、停電の時は充電池が作動して点灯するのだとのこと。交流電源を一時的に切断し充電池のはたらきを調べるのが、このヒモの役目だそうな。知らなかったぁ!!
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