世界の境目をみがく



 小学生の頃に気づいて、今でもそう思っていることがある。それは「世界は広いとは言うけれど、実はたった二つしかない。一つは自分の中の世界で、もう一つは自分の外の世界だ。」ということだ。

 かなり極論だとは思うが、世界というものを認識するのも実は自分の意識なのだから、間違っているわけでもないだろう。

 だとすると、自分の内と外という二つの世界の境目は、身体の表面ということになる。これについても人間の意識というもののおよぶ範囲が皮膚の内側までなのかという疑問もでてくるが、ここはまず、そうだということにする。

 自分の内なる世界の質を高めることが肝要なわけだが、それはおいといて、外の世界と内の世界との関係をうまく調整するためには、その境目を整えておきたい。

   外の世界の情報を取り入れる「目」や「耳」は敏感にしておきたい。

   外の世界へ情報を発信する「口」(言葉)は正確できれいなものにしておきたい。

   外の世界から見られる「表情」や「容姿」は感じのよいものにしておきたい。

   皮膚や頭髪なども石鹸でよく洗っておきたい。(?)

 もちろん、見た目だけをきれいにしても、中身がともなわないことには、しょうもないのだが、まずはこういう心がけでいたい。(中年も盛りになってくると、腰やら肩やらも勝手に痛み出したりして、言うことをきかなくなり、自分の外の世界に行ってしまいそうな気がするのは、ちょっと悲しい。)

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