間違った携帯電話の耳のあて方



 携帯電話を新しいものに替えてだいぶたつ。前の携帯電話(旧型でモノクロ画面表示)ではとにかく話ができればよいという使い方だったので、使用説明書もあまり見ないで使っていたのだが、新しいものにはいろんな機能がついているので、少しはそれらの機能を使いこなそうと思い、時々、説明書を読んでる。



 で、説明書を読んでいて、私の携帯電話の使い方に大きな間違いがあることに気づいた。



 電話を耳にあてるときのあて方が違っていたのである(^^;)



 私の携帯電話は、次のような形態である(ケイタイの洒落ではない‥‥)



 Aの部分(赤の○で囲まれたところ)が、受話口という部分で、ここに小型のスピーカーが入っている。(ちなみに、送話口というのは、電話の下端のマイクがある部分だそうだ)



 したがって、携帯電話で通話するときには、Aの部分を耳にあてるのが正しい使い方である。

 ところが、私が普段通話をするときには、Bの部分(青の○で囲まれた部分)を耳にあてているようだ。ここはディスプレイ部分で、音が出るところではない(^^;)

 AとBの部分はそんなに離れているわけではないので、Bの部分を耳にあてたとしても、ある程度は音が聞こえるのだが、周囲がにぎやかなときなどは、やはり聞き取りにくくなる。私は「どうも携帯電話というのは音が良くない‥‥」と思っていたのだが、それは私自身の使い方の間違いに起因していたようだ(^^;)



 私がこんな使い方をするのは、昔ながらの有線電話の受話器に慣れてしまったからかもしれない。



 このタイプの受話器だと、受話口(耳にあたる部分)が上側の丸くなっている部分の中心にある。私の感覚では携帯電話のディスプレイの部分が、ちょうどそれにあたるのだ‥‥(^^;)



 試しに、正しい受話口のあて方をしてみたら、今度はかなりよく聞こえた(^^;) このあて方をすると、送話口もちょうど口もとに対して良い位置になる。(これまで私は送話口を頬にあてるような使い方をしていた‥‥)



 正しい(?)耳のあて方をすると、ちょうど携帯電話の上端を耳の穴に突っ込むようなかたちになる。私にはちょっと違和感があったのだが、このあて方をすると通話の具合がよくなるのは確かなようだ。

 私だけが間違った使い方をしていたとなると、ちょっとしゃくなので、他の人が携帯電話を使っているところを観察してみたら、けっこう私のようにディスプレイ部分に耳をあてて話している人がいた(^^;)

 私の観察では、二つ折りタイプの携帯電話を使っている人は、その形状のためか上端を耳にあてる正しい(?)使い方をしている人が多いが、上掲の図のような縦長型の携帯電話を使っている人には、ディスプレイ部分を耳にあてている人が多い(^^;)

 そういう人を見つけると、自分が間違った使い方をしていたことは棚に上げて、つい、ニヤニヤしてしまう私である(^^;)



 ところで携帯電話は、通話をするときには本体を耳にあてるが、電話番号を入力するときとか、メールの文章を入力するときなど、多くの場合、耳にあてないでディスプレイを見ながら操作することが多い。

 次世代携帯電話では、ディスプレイに動画を表示することができるなど、今後いっそう、ディスプレイを見ながらキー入力をするといったパソコン的な使い方が多くなりそうだ。



 携帯電話に超小型カメラを内蔵して、テレビ電話的な使い方もできるようになるだろう。

 ただ、その場合には音声の入出力の方法も変わってくるかもしれない。耳と口に対応する部分を本体から離さなければならないということも考えないといけないだろう。(そのためのヘッドセットを着装するというのもちょっとマヌケな感じもするが‥‥)

 まあ、よくよく考えてみれば、今でも、本体を耳にあてて通話しているときに、全然見えない部分のディスプレイにフルカラーの高解像度表示をしているのも、マヌケなハナシではあるのだが‥‥(^^;)

<01.06.04>


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