文語風歌詞の聞き違い
最近になってできた小中学校では新しい校歌があるところもあるが、大半の学校では校歌もずいぶん前に作られたものだろう。
歌詞も文語体で、古い感じのする校歌も多い。
また文部省唱歌なども歌詞が文語体のものがある。
古い感じの歌も大事にしなければいけないのだが、小学校低学年の子供などは歌詞の意味を理解できないまま歌っていることも多い。

本来の歌詞の意味を理解できず、全く違った意味に勘違いして、小さな子供が歌っている例も多く見てきた。
以下は、その例。
○○小学校応援歌の例
本来の歌詞は、「○○の丘に 緑なす (若葉のように‥‥)」
これを、「○○農家に 緑茄子(ナス)」
△△小学校校歌の例
本来は、「ああ この里を 名においし‥‥」
それが、「ああ この砂糖 なに美味しい」
「若い力」(運動会などでおなじみのあの曲)
本来は、「薫る 鋭気と 純情に」
これを人名と勘違いして、しかも鬼ごっこをやっている情景を想像すると
「カオル エイキと 順序オニ」
この手の勘違いはかなりありそうだ。
私自身も子供の頃、フランク永井の「有楽町で逢いましょう」の
「濡れて来ぬかと 気にかかる」を
「濡れて 木糠(こぬか)と 木にかかる」だと思っていた記憶がある。
君が代の一節も、よく話題になる
「さざれ石の 巌(いわお)となりて」を
「さざれ石の 岩音鳴りて」だと思っている若い人が多いのだそうだ。
皆さんから、いろいろとこの手の情報をいただいて、ここに掲載するのも面白そうである。
メールや、掲示板で、情報をいただければ、随時、このページで紹介していきたい。
<99.09.08>
さっそく、よしかわさんから、「歌詞の勘違い」の例、3連発でいただきました(^^;)
○童謡「春が来た」
本当は、「山に来た 里に来た 野にも来た」
それを、「山に来た 里に来た 蚤(ノミ)も来た」
○「時を駆ける少女」の主題歌の2番
本当は、「都会は秒刻みの‥‥」
それを、「都会は病気ざみの‥‥」
○都はるみの「アンコ椿は恋の花
本当は、「アンコ椿は‥‥」
それを、「あんこ(餡子)椿は‥‥」(椿にあんこをつけて食べると思ってた)
浅見秀雄さんからの勘違い例(^^;)です。私にも覚えがあります。
○童謡「手をたたきましょう」と「虫の声」
本当は、「ああ おもしろい」
それを、「青も白い」
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