パソコンは便利ですよ



 同僚の女の先生が泣きそうな声で言った。

 「フロッピーが壊れたんです!」

 聞けば、専用ワープロ機で使っていたフロッピーディスクにコーヒーをこぼしてしまい、あわてて拭き取ったけれど、もう読み込みができなくなったのだと言う。

 他のフロッピーディスクからの読み込みは可能だと言うから、ワープロ機が壊れたわけではないらしい。

 読み込めなくなったフロッピーディスクには、これまで作った文書ファイルが100以上も入っているとのこと。特に間近に迫った授業研究会の指導案や資料も入っているので、読み込み不能ということになると大変なダメージになるだろう。

「なんとかできませんか!」と頼まれたので、そのワープロ機で、いろいろといじってみたのだが、ほとんどお手上げの状態であった。

 そのとき、ふと思いついたのが、私のパソコンに入っている「コンバートスター」というソフトのこと。もしかして、これを使ったらどうにかなるかも‥‥と考え、試してみた。



 一発でOK!というわけにはいかなかったのだが、いろいろ試行錯誤して、ついに全てのファイルを復活させることができた。(そのフロッピーディスクを修復したのではなく、別のディスクにファイルをコピーするというかたちで)

 私が行った作業の詳しい内容については省略するが、「コンバートスター」の機能をうまく使えば、パソコンについての少々の心得のある人ならなんとかできる作業であった。



 学校現場にパソコンが普及してきたとはいっても、持ち運びの便利さや操作の簡単さから専用ワープロ機を使っている教師のほうが多い。しかし、いざ前述のようなトラブルが起きたときに、対応できるものはほとんどないだろう。

 ところがパソコンであれば、やりようによっては私がやったようなことも可能である。

 それぞれの教師が作ったデータを共有しあい、活用するには、できればみんながパソコンを使うようになることが理想的である。しかし、これまで作ったデータを使いたいということや、操作の慣れなどから、あえて専用ワープロ機からパソコンに乗り換えようという教師はまだまだ少ないようである。

 パソコン使用者を増やしていくには、インターネットの魅力を知らせるのも効果的な方法だが、ここで述べた例のように、専用ワープロ機では不可能なパソコンの機能を実際に目にしてもらうのも効果が大きい。



 ちなみに、ここで紹介した「コンバートスター」というソフトは、私が住んでいる町の隣の市の「本荘市」にある「システムポート」という会社の製品である。(左の社名の部分か上の画像をクリックすると会社のホームページにリンク)

 市販されているほとんどの専用ワープロ機のデータを扱うことができる(今回扱ったのはカシオのワープロであった)

 もちろん、専用ワープロ機だけでなく、一太郎やワードなど、パソコンのワープロソフトのデータや、テキストファイル、さらにはロータスやエクセルのデータも扱え、それらを相互に変換できる。東芝のルポで作ったデータを富士通のオアシスやNECの文豪のデータにまるごと変換するのも簡単である。一太郎のファイルを専用ワープロ機用のデータにするもの一発でOKだ。

 これが1つあれば、学校内の全員の教師のワープロデータを共有化することができる。教師全員がパソコンに移行する前の1ステップとして使ってみるのもよい手かもしれない。

 この手のファイル・コンバート・ソフトは、他にもあるようだが、私が見たことのあるソフトの中では、「コンバートスター」が最も使いやすく高機能のように思える。私が使っているのはバージョン7だが、現在はバージョン9までアップグレードされており、一太郎などの最新バージョンのファイルにも対応しているようだ。



 タイトルに書いた「パソコンは便利ですよ」というのは、この文章を読んでくださっている皆さんには釈迦に説法なのだが、職場の仲間にパソコンの有用性を宣伝するときの話題にでも使っていただけばということで、あえて陳腐なタイトルにしてみたというわけである(^^;)

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