五十音ランキング


 ワープロで文字を変換するとき、ひとつの読みに対して変換文字の候補が多くある場合は、左下の図のように、変換候補が表示される。


 左の例は、一太郎ver.8のATOK11で、「し」という読みを変換した場合だが、最下段の部分を見ると、80個の変換文字候補があることがわかる。

 詳しく内容を見てみると、ひらがなの「し」と、○の中に数字の4が入った「C」(←パソコンの機種によっては表示されないかもしれません)も含まれているので、漢字(あるいは数字)として変換されるのは78個である。

 このように、変換した場合に出てくる文字の数を調べて、多い順に並べたらどうなるだろうかと思い、調べてみた。

 ここで使用したのは、ATOK11の標準辞書であり、ワープロの機種によって、出てくる数値は違ってくる。また後から自分で辞書に加えた登録単語によっても違いは出てくるので、これから記述するデータは絶対ではない。(登録単語はなるべく除いて数えたが)


単音の場合

 まずは、「あ」「い」「う」のような単音の場合である。「あ〜わ・を・ん」のような、いわゆる五十音のほかに、「が」「ぴ」のような濁音・半濁音や、「しゃ」「ぢゃ」のような拗音も加えて調べた。

 結果は下の表の通りである。










78
し   
25
さ・そ
12
ぼ・ゆ
70

23

11
じょ・ちょ・わ
63

22
え・ぎ・しゃ
10

48

21

9
た・む
44

18
きょ・しゅ・は・み
8
な・ば
40

17
しょ・す・り
7
あ・ず・ね・も
39

16
じゅ・に・び・ほ
6
せ・ど・め・る
30

15
が・だ・や
5

27

14
け・ろ
4

ぎょ・ぐ・げ
つ・へ・ら
26

13
う・お・ぶ・よ



2音の場合

 単音のデータだけではさびしいので、単音が2つ組み合わされたものについても調べてみた。













130
こう
45
しん
30
せき
18

いか・さく・ちか
がん
105
しょう
43
ちょう
25
しき
83
そう
42
よう・しゅう
24
れい・げん
17

かつ・てん・ひき
ばい・ばん
76
かん
41
てい・さい
23

たて・がい・あき
きん・えい
70
とう
39
じょう・かく
16
たち
55
せん
35
えん
22
さん・すい
15
きし・せつ
52
かい
34
きゅう・はん
21
じゅう・ちゅう
14
とく・ひょう
51
けい・きょう
33
たい
20
いん・かし・じん
13

きく・しつ
たつ・だん
49
けん
32
ゆう
19

あい・かき・こん
じゅん・たん・へい
46
せい・ほう
31
おう
以下略



 漢字の音読みは単音か2音の場合が大多数なので、上のデータでほとんどカバーできるだろう。(調べるときに見落としてしまったものもあるかもしれないが)

 調べるのはけっこう時間のかかる作業だったが、ただデータを並べただけでは、ちょっとつまらない。変換候補が多いものはいろんな文字の中から選ぶことができるので、単音・2音それぞれのベスト7で感じのよい文字と悪い文字を並べてまとめにしよう。
(私の主観で選んでみたのだが)


単音のベスト7

2音のベスト7
順   位














読   み







こう
しょう
そう
かん
とう
せん
かい
感じ良い文字














感じ悪い文字
















ホームページに戻る前のページへ