ちびまるこちゃん来る



 私の地域では、子供たちが今晩のテレビ番組について話したりするときに、次のような言い方をすることがある。

「今日、6時から『ちびまるこちゃん』来るよ。」

 もちろん、「ちびまるこちゃん」が自分の家に来るわけではなく、単に放送の予定があるという意味で使っているのだが‥‥。

 全部の子どもがそういう言い方をしているわけではないが、比較的田舎っぽい子(失礼!)や、老人に育てられている子がそんな言い方をしているようだ。

 テレビが初めて入ってきた頃の言い方が残っているのかもしれない。

 そうなると、この言い方は日本各地に点在しているようにも思うのだが、実際はどうだろうか?

 これと似たようなことで、時刻を言う時に、「7時(に)なる」ではなく、「7時鳴る」(時計の音か時報のサイレンのことであろう)という言い方もある。耳で聞いただけだと、どちらも「しちじなる」なのだがイントネーションは明らかに違うので、初めて「鳴る」の意味の「7時なる」という言い方を聞いた人は変な感じを持つかもしれない。


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