鼻から牛乳



 この話題は、私の地方というよりは、私個人に関わるものかもしれない。

 皆さんは「チラリ〜、鼻から牛乳〜」というフレーズをご存じだろうか。バッハのトッカータとフーガのメロディ(ミレミー、レドシラソ#ラー)に合わせてこの言葉を歌うのである。数年前に歌手(?)の嘉門達夫が「替え歌メドレー」で脚光をあびたとき、彼のアルバムにこれが入っていたのを聴いてびっくりした。

 どうして、この歌を彼が知っていたのだろう?

 実は、この歌が作られた現場に私が立ち会っていたからである。
 嘉門達夫がこの歌(?)を出したのは、確か5・6年前だと思うが、その更に3・4年前に、私が受け持っていた学級の給食の時間にこの歌が出来たのである。

 私の学級にT君という男子が転校してきた。「ボクは100mを8秒で走る」と豪語する割には、50mを9秒以上かけて走るという、かなりユニークなキャラクターの持ち主であった。
 ちょうど給食の時間、T君はなにかのはずみに牛乳を飲みながらむせて吹き出してしまった。そのときに、鼻穴から牛乳を垂れ流したのである。本人も面白いと思ったのか、にっと笑ったが、鼻穴からろうそくのように牛乳を垂らして笑った顔は、なかなか不気味であり、かつ笑えるものであった。
 それを見ていた、M君という男の子が、とっさに叫んだのが、この「チラリ〜、鼻から牛乳〜」というフレーズである。これが実に受けて、私の学級では流行語ともなった。
 したがって、このフレーズは私の学級のオリジナルであると私はずっと思っていたのである。

 ところが、これが全国レベルで流行っていたとなると・・・・・

 私の学級の関係者の誰かが流行らせたのか、それとも全国的に同じような現象が起こっていたのか、はたまたさすらいの転校生T君(彼はまもなくまた転校して行った)が、行く先々で鼻から牛乳を垂れ流していたのか・・・・?

 疑問である。どなたか心当たりがあったらご連絡をいただきたい(^^;)

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