サザエさんサブレ秋田版の真相


 先日、ラジオの地方局を聴いていたら、面白い情報があった。

 東京限定で販売されている商品が、うちの近所でも手に入るというのである。



 その商品は「サザエさんサブレ」。売っているところは、私の住む秋田県由利郡内の岩城町の「道の駅」ということだった。



 サザエさんサブレは、東京都世田谷区の長谷川町子美術館で売られているものなのだそうだが、他にもフジテレビや、上野駅、羽田空港などで、東京みやげとして売られているらしい。

 この頃では、東京みやげの中でも人気が出てきて、「サザエさん人形焼き」とともに、インターネットの通信販売でも入手できるようだ。



 しかし、基本的には、東京だけで入手できるという「地域限定商品」のようである。それが、サザエさんとは縁もゆかりもない秋田県の「道の駅」で売られているというのは不思議である。



 物好きな私は(^^;) さっそく岩城町の「道の駅」に出かけた。すると本当に「サザエさんサブレ」が売られているではないか。

 売られていたのは、「サザエさんプチサブレ」1種類だけで、価格は700円であった。これを2個買った。

 東京版と比較するため、東京で大学生をやっている息子に、帰省のおみやげとして買ってきてくれることを依頼。羽田空港で売られていた「東京限定版サザエさんプチサブレ」も入手できた。(こちらは600円であった)



 それが、下の写真である。




 缶の色は若干異なるが、サイズもデザインも全く同じであった。



 缶の下面は、次のようであった。



 左側が秋田県で売っていたものだが、成分表示の部分は共通でも、販売元の部分には秋田県の業者名が書かれていた。



 もしかして、東京で売られているサザエさんサブレが秋田県で生産されているのでは‥‥と思った私は、缶の下面に印刷されていた「商品センター」に電話で確認してみた。(この電話番号はフリーダイヤルで、秋田県版にも東京版にも同じ番号が記載されていた)



 商品センターで電話に出てくれた方(男性)は、私のおかしな質問にもていねいに答えてくれた。

 それによると、サザエさんサブレは、全て福井県の工場で生産されているのだそうだ。東京で売られている製品も、秋田で売られている製品も、全て福井県産ということである。

 バナナ味とか紅茶味という東京限定版のプチサブレと、人形焼きは東京でしか売っていないのだそうだが、プレーン味のプチサブレは、本来の販売元である「ナガトヤ」さんとつき合いのある全国の業者に流通させているとのことだった。



 この「サザエさんサブレ」について、インターネットで情報を検索したら、「浜名湖でも売っていた」「大阪で売っている」「福島限定版が存在する」などという情報があったが、上に書いたように、本当に全国各地で売られているというのが真相のようだ。



 さて、その「サザエさんプチサブレ」の中身だが、下のようなものであった。(これは全国共通である)



 サザエさんのキャラクターが勢揃いということである。ネコのタマも入っているのが笑える。

 今回、手に入れた4つの缶を開けてみたのだが、どれにも約30個のプチサブレが入っていた。それぞれのキャラクターが入っている比率では一定ではなく、その缶によっては入っていない種類のキャラクターがあったり、1個だけしか入っていないキャラクターがあったりということもあったが、これは袋詰めの際に偶然に起きる現象のようだ。ただ、どの缶にもサザエさんはやや多めに入っているようだ。



 味もほうも、なかなか美味しいので、どこかで見つけたら、一度お試しいただきたい(^^;)

<00.08.21>



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