オラホのアナウンサー
「オラホだけかな」の内容が、このところ地元を悪く言うようなものばかりで情けないのだが、今回もちょっと恥ずかしいハナシ‥‥‥
地方局のテレビニュースを聞くともなく聞いていたのだが、あまりのことにびっくりしてぶっとんでしまった。
「○○市の中学校の『きょうろん』が交通事故で大けがをしました‥‥‥」
「なんだってぇ!『きょうろん』?」
テレビの画面を見ると「教諭」と書いてある。
「なるほど!、『きょうゆ』を『きょうろん』と読み間違えたのかぁ‥‥」
確かに「諭」という文字と「論」という字は似ている。私も小学校の中学年の頃は読み間違えた経験がある。しかし高学年になって正しい読み方がわかるようになった。
このニュースを読んだのは小学校中学年の子供ではない。しゃべることを商売にして、それで給料をもらっているアナウンサーである。この地方放送局のアナウンサーの漢字力のレベルが心配になった。
この例はかなり極端だが、ニュース番組を聞いていると「おいおい!」と言うような読み方を多く耳にする。
特に地名の読み方の間違いが多い。
秋田県には読みが難しい地名も多い。(もともと蝦夷地だったせいもあるが)
例えば「笹子」。これは「じねご」と読む。ところが、これを「ささご」と読んでいるアナウンサーがいる。
また「矢島」という地名があるが、これは「や・し・ま」という発音をイントネーションの上下なしに平坦に読むのが正しい。ところが「屋島」のように「や」にアクセントを置いて発音するアナウンサーがいる。
全国放送版でこのように読まれたのなら、「しかたがない」と思うかもしれない。しかし、これを読んでいるのは、民放地方局のアナウンサーである。もともと秋田県にしかない地方局に採用されたのであり、他の県の放送局と人事交流で秋田県に来たのではないはずだ。
さすがに国営放送局(○HK)の秋田支局のアナウンサーで、読み違いがひどい例はあまり耳にしない(「矢島」のイントネーションが違う人はいるが)問題なのは民放ローカル局のアナウンサーである。
もしかしたら生まれは秋田県ではなく、他の土地から来た人かも知れない。秋田県生まれだとしても、県内の全ての地名の正しい読み方を知っているということはないだろう。
だとしても、こんな小さな県なのだから、ニュースで読む地名ぐらいは事前にチェックしておいてほしい。
まして読みの難しい地名ではなく、小学生でも間違えないような漢字の読み違いをするとなると、本人の実力はもちろんのこと、指導やチェックのあり方も心配になってくる。
こういうアナウンサーがいるのも「オラホ」だけかな?‥‥‥
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