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登山 〜リベンジ〜 2006/10/1 21:05Up♪
日記に書いたとおり、登山というワードは俺のトラウマとなっています。
1年前の登山当日、雨が降って中止との知らせが来た時は、山頂で風と共に暴れまわっている
雨を呪いました。
♪悲しげ〜に咲く〜花に 君の面影〜を見た
大好き〜な雨〜なのに な〜ぜか今日は冷〜たくて
季節〜はめ おっと、感情入りすぎた。
(月光花/Janne Da Arc)
そんな訳で、登山の機会を逃したのですが、
この度、矢島高校が創立80周年を迎えたという事で、また登山の企画が立てられたので
あります。
という訳で、鳥海山にリベンジを果たすべく行って参りました。
諸注意ですが、今日のテキストはイヤに長いです。長いわりにデキはよくありません。画像が
少ないので分かりづらいかと思いますが、なにぶん登るのに忙しかったので画像を収集する事
ができなかったからですのでご勘弁を。
例年通りバスにのり、登山道入り口に。バス内では持参のマンガを読みながら冷静に振舞って
いましたが、内心ヒヤヒヤもんでしたよ。
登山道入り口に着きました。曇ってはいるが降りそうではない。今年は大丈夫のようです。
登山道入り口に学年ごとに並び、登山をする上での注意点の説明と準備運動をします。
しかし、人が密集しすぎている為ほとんどの動作が制限されている。
伸びるべき部分が伸ばせ無かったりするので、十分な体操効果が望めるとは思えない。
なにより、屈伸すると前の奴のケツが顔に当たりそうになる為前のめりになれず、
背筋を伸ばしたまま膝を曲げるというスクワットのような形になってしまいます。
これからハードな道のりになるというのに、足の筋肉疲れさせてどうしろというのか。
9時10分 スタート
班毎に山に登る事になっています。俺は3班です。ここで俺以外のメンバーは、オータム
(リーダー)、ABEと呼びましょう。本名を出すわけにはいかないので仮名で。
入り口からしばらくコンクリで塗装された道路ですが、すぐに登山道らしい丸太で造られた
道になりました。
またしばらく進むと、丸太の道もなくなり完全な自然道になりました。
岩を並べて作られた階段を登っていきます。

木の枝が重なって自然にできたトンネルを抜けると、凄い山って感じのところに出ました。
ここがCP1(1合目)です
緑がきれいだ。雪は汚いが。
まだ半分も登れていませんが、周りではもうおにぎりを食べ始める人もいます。そういえば
1合登るたびにおにぎりを1個か2個食べなきゃ登れないって、いつかのスマスマで言っていた
気がします。俺は大して腹も減らなかったので、持参のアクエリアスを飲むだけでした。
CP1を進むと、今までの「となりのトトロ」のノリで歩いてきた道から一転、積み上がった岩で
できた岩山のような所を登ります。
しかしこれが予想以上にキツく、10m進んだところで早くも息が切れる人が続出。
CP1から少ししか進んでいないのに、山道で休憩する人が10m歩く毎に見られるようになりました。
スタミナはある方のオータム&ABEもバテているようです。もちろん俺も。
CP2(2合目)に着き、2度目の休憩です。早いと既にCP2に着く前にダウンする人が出てきています。
疲れた体も、景色を眺めているうちに回復してきます。登っている時は景色を眺める余裕など無い
ので、ゆっくり景色を眺めれる時間は貴重です。
まだ2合目だというのに、3班を含め周りの班は全員グロッキー状態。一緒に来た班で、さっき
おにぎり食っていた人は、ここでもおにぎり食べ始めました。
さすがに俺も栄養補給しなきゃならないので、おにぎり1個食べましたが、食べてる途中でもう
出発する事に。
そうだ。ゆっくりしている暇は無い。俺たちに残された時間は、もう残り少ないんだ。
(登る時間ですよ。念のため。)
CP2を出発しましたが、ここからが本当の試練の道。
手を掛けなければ登れないほど段々傾斜が高くなり、最早斜面じゃなくて崖と呼ぶにふさわ
しい山道になりました。
足は既に限界間近です。1歩踏み出す毎に疲労が2乗ずつ増えていくという過酷極まりない
道のりです。
3班一同「ま・・・まだ続くのか・・・。」
引きずってでも連れて行くと言っていましたが、引きずる余裕も無くなったようです。
終わりの見えない試練に、くじけそうになってしまう俺。
だけど、俺は後悔しない。
自分で望んだ道だから。
(あれ、今の名言じゃね?)
CP3に到着し、3度目の休憩に入ります。食べかけのおにぎりを食べて水分補給をします。
しかし、疲労が限界点に達している為、体力は回復しても、少し歩き出すとすぐ疲れて
しまいます。
CP4、すなわち頂上に向かって出発します。最後の試練の門を開け放ち、覇者の聖地、頂上に
向かいます。
ここまでくると、足が疲れたなんてレベルではありません。歩いている時はそうでもないのですが、
一度止まると足が中毒者の禁断症状並みに震えてきます。
オータムに至っては、意志とは無関係に足が後ろに歩く謎の症状が出たようです。
それはまさに、ケンシロウに秘孔を突かれたアミバの如く。
しかも、俺の場合は休憩中に水分を取り過ぎたためか、腹痛と吐き気が同時に襲ってきてヤバい
事に。
息は切れるわ、吐き気はするわ、足はバイブレーション状態になるわで、ひどい状態。
この時ばかりは本当に死ぬかと思いました。心の支えとなったのは、途中休憩の度に見るキレイな
景色でした。

ABE「おい見ろよ。俺ら雲の上に立っているぜ。」
なんか凄い不思議な感じがします。普段俺たちの頭上にある雲が、今は俺たちの足より下に
あります。
この時はもう、頂上制覇とかビクトリーバッジとかどうでもよくなり、純粋に頂上の景色を見たいと
思いながら登っていました。もう、一世風靡セピアの「前略、道の上より」をそのまま行っています
。あたりの景色が心の支えと、又登るのです。
♪そ〜うし〜て再〜び 登〜らずにいられない〜
(前略、道の上より/一世風靡セピア)
いつのまにか腹痛も吐き気も引いていました。疲労は逆に増える一方ですが。
ついに頂上近くにきました。草がまったく無くなり、岩と小石を積み上げたような岩山になりました。
昔噴火した溶岩と火山岩が固まってできた部分ですね。
足の疲労は限界を越し、10秒歩いて10秒休むまでになっていました。
でも、こんなペースじゃ頂上に着く前に下山の時間になってしまう。
オータム「くそ!こんな中途半端な所で終わってたまるか!」
そうなんだ。こんな中途半端な所で終わる訳にはいかないんだ。
今にも途切れそうな意識を、俺の根性一つで支えていました。ここで終わってしまうと言うのは、
山に負けるという事だけじゃない。頂上に行くと決めた自分に
負けてしまう事になる。
負けるわけには行かない。
山に打ち勝つんだ。そして、自分に打ち勝つんだ。
絶対に負けられない戦いは、ここにある。
鳥海山頂上

ついに、ついに頂上に着きました!
なんと美しい光景。今までの疲れが一気に吹っ飛びます。
俺が住んでいる所の近くに、こんなにもキレイな景色を眺められる場所があったとは全く思いません
でした。まさに灯台元暗し。
美しい・・・!あまりに美しすぎる!!
そして寒すぎる!
汗をかいているため、冬並みに寒い。俺の意識も吹っ飛びそうだ!
だが気を失う訳にはいかない。ここで気絶したら今までの苦労が水の泡になってしまうし、
体温下がって衰弱してしまうし、なにより、俺の後ろが崖になっているので、後ろに
倒れたら落ちてしまう。
身を乗り出して写真を撮ろうかと思ったんですが、俺の近くにちょうど3年生が数人いて、
身の危険を感じたので、無理でした。

崖になっているところから撮った画像です。
多分火山口だったところでしょう。本当はこの下はすっごい崖になっているんですよ。
それにしてもいい景色です。まさに絶景。
どれ、もっと別の方向から下界を眺め・・・
「下山時間で〜す。」
早いよ!
ということで、頂上の景色に別れを告げ、下山。
ところが、下るのがまた大変。登る時と別の筋肉を使うのであるいみ登りより大変でした。
「俺はこの道を登って来たんだよなぁ。」
あれほど地獄だと思ったのに、「又登ってもいいかな・・・。」って思っている自分が
不思議でした。
今日はいい経験したぜ!
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